壮丁
そうてい
名詞
標準
youth
文例 · 用例
自分の社へ他の諸社を合祀せしめて、その復旧を防がんと念を入れて自大字の壮丁を傭い、他大字の合祀趾の諸社殿を破壊せしめしに、到る処他大字の壮漢に逆撃されて大敗し、それより大いに感情を悪くし、すでに復社したる社二、三あり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
汽車が敷ける以前の軽便鉄道、またその以前の単に五六名の壮丁の人力を持つてレールの上をおし転がす人車鉄道の時代には、麦畑の中に棒杭の立つた停留場があつて人々は畑中に降り、崖を下つて部落に着いた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
刺青の話 一 そのころの新聞に、東京の徴兵検査に出た壮丁のうちに全身に見ごとな刺青をしている者があったという記事が掲げられたことがある。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
次に、面の差し渡しが凡そ五尺にも程近い大太鼓を、最も太い孟宗竹の棒に吊して、これを二人の壮丁が前後して担ぐのである。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
村役場の兵事係りが夜に日をついで、その命令を各戸に伝達すると、二十四時間にその管下に集まらなければならない壮丁たちは、父母妻子に別れを告げる暇もなく、あるは夕暮れの田舎道に、あるは停車場までの乗合馬車に、あるは楢林の間の野の路に、一包みの荷物をかかえて急いで国事におもむく姿がぞくぞくとして見られた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
清三は行田から弥勒に帰る途中、そうした壮丁に幾人もでっくわした。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
この二月村役場から話があつて、学校に壮丁教育の夜学を開いた時は、三週間の期間を十六日まで健が一人で教へた。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫
強制姙娠8・25(夕) 独逸では戦争から起る人口の減少を気遣つて、戦線に立つてゐる元気な壮丁に、時々|休暇を呉れて郷里に帰らせ、婦人と見れば無差別に子種を植付けようとしてゐる。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
村の壮丁たちは、祭りの準備に汗を流していた。
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彼はまだ壮丁だが、立派な仕事ぶりだ。
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昔は、壮丁になると兵役の義務があった。
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