老人
ろうじん
名詞頻度ランク #2886 · 青空 19621 例
標準
old person
文例 · 用例
その一つに繻絆一枚で腰掛けて老人の読んでゐた新聞に、三十何年とか撒水車を挽いてゐるといふ男の笑つて汗を拭いてゐる写真が通りがかりに見えた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
その由を弁解したら、それもさうかと一応は分つたらしかつたが、それでも猶そのお説教を続けるのは、僕にやつぱり一体全体「誠意がないのか」それとも、大概の老人がさうであるやうに、たゞもう剛情なのか。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
佐竹は立ったまま、老人のように生気のない声でぼそぼそ私に話しかけたのである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それから、人々によつて真面目な手記と見做されてゐるものはすべて、これら寛容な人達、殊には老人の手によつて遺された。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
若い新趣味の人には食ひ足らず、古い老人には漢詩的風情がなさすぎる所から、一般に伊香保の愛顧者は温健な婦人に多い。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
箱根の気分は、旧日本のそれでなくして、矢張新日本のそれである、老人の好みでなくして青年の好みである。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
老人株ではカナル線の発見者ゴールトシュタインや、ワールブルヒなどがおり、若手ではゲールケ、プリングスハイム、ポールなどもいた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
ふり返って見ると動物園の門に田舎者らしい老人と小僧と見えるのが立って掛札を見ている。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
作例 · 標準
バスで席を譲ろうとしたら、その老人は「まだ若いから大丈夫」と笑って断った。
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認知症で行方不明になっていた老人が、隣町のコンビニで無事に保護された。
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