俊才
しゅんさい
名詞
標準
prodigy
文例 · 用例
書き終へて讀みかへしてみたら、まるでもう滑稽物語になつてしまつてゐたので、これは當時のユウモア小説の俊才、伊馬鵜平君に捧げる事にしたのである。
— 太宰治 『『玩具』あとがき』 青空文庫
その増上寺に、年少な美僧で道心堅固な俊才のが一人あった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
知らずや、その中に一人外科の俊才で、渾名を梟と云う……顔が似たのではない。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
これだけでも既に不思議な恩寵なのに、さらにまた、その本の跋に、この支那文学の俊才が、かねてから私の下手な小説を好んで読まれていたらしい意外の事実が記されてあって、私は狼狽し赤面し、かつはこの奇縁に感奮し、少年の如く大いに勢いづいてこの仕事をはじめたというわけである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
次第々々に地位を高めようとするんだから、奇才俊才、傑物は不可ん。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
従兄敏三は帝大法科に学びて聞えし俊才なりき。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
六歳にして書を読み、十三歳にして漢詩漢文を能くしたというから儒学的な俊才であったには違いない。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
「此の華やかな俊才の蝕まれた肉体は、果して何時迄もつだろうか?
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は幼い頃から音楽の俊才ぶりを発揮し、将来を嘱望されていた。
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「まさか、こんな短時間でここまでできるとは!君はまさに俊才だ!」
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その若き数学者は、難問を次々と解き明かす俊才として注目を集めた。
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