邪険
じゃけん
形容動詞名詞
標準
cruel
文例 · 用例
目前に光ったんですから吃驚して、邪険に引払うと、最う汽車が動出す。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
邪険なようで、可愛がって、ほうり放しで、行届いて。
— 泉鏡花 『湯島の境内』 青空文庫
左側の畳に据えた火鉢の中を、邪険に火箸で掻い掘って、赫と赤くなった処を、床几の門附へずいと寄せ、「さあ、まあ、お当りなさりまし。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
」 と優しいのがツンと立って、襖際に横にした三味線を邪険に取って、衝と縦様に引立てる。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
それも何も、邪険でするのではないのです。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
心中するとは知らず、その前夜、邪険に怒鳴って済まないと思っていた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
――何だい、こんな糞坊主が、そばにをつても、些も温くなりやしないぢやねえか、と口の中でいひながら、武助さんは邪険にぐらぐらと船を揺すぶつた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
親の眼のとどかないところでは、どんなにでもその子を邪険に扱うんだからな。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
彼の邪険な態度に、皆が心を閉ざしてしまった。
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なぜ彼女は私にそんなに邪険なのだろう。
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困っている人に対して、邪険に接してはいけない。
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