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右岸

うがん
名詞
1
標準
right bank (of a river)
文例 · 用例
北上川の蛇行水路の右岸の平野に低湿の沼沢地が一面に分布しているのは不思議である。
寺田寅彦 札幌まで 青空文庫
敵は靉河右岸に沿い九連城以北に工事を継続しつつあり、二十八日も時々砲撃しつつあり、二十六日|九里島対岸においてたおれたる敵の馬匹九十五頭、ほかに生馬六頭を得たり――「どうです、鴨緑江大捷の前触れだ、うれしかったねえ、あの時分は。
国木田独歩 号外 青空文庫
厩橋の下、右岸には古の米廩の跡なほ存し、唱歌にいはゆる「一番堀から二番堀云※」の小渠数多くありて、渠ごとに皆水門あり。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
左岸の農夫も菽を種ゑ、右岸の農夫も菽を作つた。
幸田露伴 努力論 青空文庫
然るに秋水大に漲つて左岸の堤防は決潰し、左岸の堤防の決潰した爲に右岸の堤防は決潰を免れたといふ事實が有る。
幸田露伴 努力論 青空文庫
此時に於て、左岸の農夫は運命の我に與みせざるを歎じ、右岸の農夫は自己の熱汗の粒々辛苦の結果の收穫を得たことを悦んだとすれば、其の兩者はいづれも欺かざる、又誤まらざる、眞事實と眞感想とを語つて居るのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
其の相反して居るの故を以て左岸の者の言と、右岸の者の言との、那の一方かが、虚僞で有り誤謬で有るといふことは言へぬのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
たゞ左岸の者は、人力を遺れて運命を言ひ、右岸の者は運命を遺れて人力を言つて居るに過ぎずして、その人力や運命は、川の左右を以て扁行扁廢して居るのでは無いことも明白である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア曖昧さ回避

右岸(うがん) 川の上流(水源)から下流(河口)を見て右側にあたる岸。 辻仁成の小説の題名。

関連項目
出典: 右岸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0