余年
よねん
名詞
標準
one's remaining years
文例 · 用例
二十余年の今日でもこの先生の顔をありあり思い出すことが出来てなつかしい。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
三十余年前にはこれが珍しかった。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
甥のRが死んでからもう二十余年になるので当時の想い出を話し合う相手もなくなってしまった訳である。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
三十余年前のことである。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
何しろ、もう三十余年前にただ一度実見したきりなので記憶がはなはだたしかでないが、網を張った叉手の二等辺三角形の両辺の長さが少なくも九尺くらいあり、柄竿の長さもほぼそのくらいあるかと思われ、とにかくずいぶん大きなものであるので、それを自由に操作するには相当の腕力を要するものであったように思う。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
しかし、それだけにまた、自分にとっては三十余年前の冬のある曇り日のこの珍しい体験が、過去の想い出の中に聳え立った一里塚のように顕著な印象を止めているものと思われる。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
そういう光景が一つの古い煤けた油画の画面のような形をとって四十余年後の記憶の中に浮上がって来るのである。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
始めてこの灯が世に出たのは既に十余年の昔であるが、その後だんだんに改良を加え、漸く実用に適するようになったのは昨今の事である。
— 寺田寅彦 『ムーア灯』 青空文庫
作例 · 標準
彼は余年を故郷で静かに過ごしたいと願っている。
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医師は彼に、余命はあと数年だと告げた。
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自分の余年をどう生きるか、真剣に考え始めた。
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