昇殿
しょうでん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
entry into the sanctum of a shrine or temple
文例 · 用例
しかも、白河上皇が、従来藤原氏の爪牙たる源氏に対抗せしめるため、伊勢平氏たる平正盛、忠盛父子を御信任遊ばされたので、忠盛は西海に於ける海賊討伐に功を立て、瀬戸内海に平家の勢力を扶植すると共に、中央に進出して、鳥羽院の昇殿を許されるに至つた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
日本國民タル人權ノ本質ニ於テ、羅馬ノ奴隷ノ如ク、又昇殿ヲモ許サレザル王朝時代ノ犬馬ノ如ク、純乎タル被治者トシテ或ル知者階級ノ命令ノ下ニ其ノ生死ヲ委スベキ理ナシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
近日のうちに、忠通が病気を押して昇殿する。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
量長は長近より五代目に当る公義の子で、文化九年十二月十三日誕生、文政八年三月廿八日十四歳を以て元服、越後|権介に任じ、同日院昇殿を聴され、その後|弾正少弼を経て修理大夫に至り、位は天保十三年十二月廿二日従四位上に叙せられたことまでは、地下家伝によつて知ることが出来る。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
けれどどういうものか、あまり位が進まないで、いつまでもただの近衛の武士で、昇殿といって、御殿の上に上ることを許されませんでした。
— 楠山正雄 『鵺』 青空文庫
全く天子の御所へなど昇殿すべき器のものではないが、上より召されたから二度までも殿上へ参ることになった。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
といっても、たかだか、受領職にある身では、とても昇殿を許されるというところまではいかない。
— 第一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
当時にあっては、昇殿を許され殿上人と親しく交わることが、及びもつかない栄誉であったから、この律義で賢い田舎武士、忠盛の心に昇殿を望む気持が頭をもたげてきたのは当然のはなしである。
— 第一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
大切な儀式に際し、神職は神殿へ昇殿した。
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祭りの日、許可された者だけが本殿へ昇殿できる。
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格式の高い寺院では、特定の祭事においてのみ、僧侶が内陣へ昇殿する。
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標準
entry to the imperial court (in the Heian period)
作例 · 標準
平安時代の貴族にとって、昇殿は出世の証であり、憧れであった。
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昇殿を許された者は、天皇に直接拝謁する機会を得た。
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官位が上がると、次第に昇殿が許されるようになり、政治への関与も深まった。
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ウィキペディア
昇殿(しょうでん)とは、平安時代以降の日本の朝廷において、内裏清涼殿の南廂にある殿上の間に昇ることである。
出典: 昇殿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0