弑逆
しぎゃく異読 しいぎゃく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
murder of one's lord or father
文例 · 用例
而も此の如き法制は獨り我國のみならず、獨逸國に於ても其の裁判所構成法第百三十六條第一號に、皇帝に對する弑逆罪(豫備陰謀を含む)並に獨逸帝國に對する内亂外患の罪に付いては、帝國裁判所に於て特に第一審及終審の裁判權を有するものとの規定あり。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫
又英國の法制上、古來弑逆罪に對する訴訟は普通裁判所の外上院に於ても特別權限として之を審問裁判したる事例の存するを見る。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫
露廃帝が過激派の為めに、弑逆されたと云う電報が、世界の耳目を駭かしました。
— 菊池寛 『たちあな姫』 青空文庫
君主の権威は無限なり、ゆえにその命令を奉ずる政府の権威も下民に対してはほとんど無限なり、下民のその上に対する服従もまたしたがって無限なり、この際ただ君相の道徳もってわずかに万民の権利安寧を保するに足る、もし暴君暗相ありて虐政を行なうときは万民のこれに対する手段はただ弑逆放伐あるに過ぎず。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
秦時代には遂に趙高の如き、權勢を專らにして弑逆をも行ふ宦官が出て來た。
— 桑原隲藏 『支那の宦官』 青空文庫
將の字に就いては、唐の顏師古は將謂將爲逆亂也と解釋を下し(『漢書』卷九十三、侫幸傳【董賢】)、唐の李賢は將者將爲弑逆之事也(『後漢書』樊※傳)と解釋を下して居る。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
君主は一族即ち外戚從僕までも含める一家の專有物で、從てこれ等一家の意に稱はないと廢立が行はれ、或は弑逆が行はれた。
— 内藤湖南 『概括的唐宋時代觀』 青空文庫
六朝より唐に至るまで、弑逆廢立の多いのは、かゝる事情によるので、この一家の事情は多數の庶民とは殆んど無關係であつた。
— 内藤湖南 『概括的唐宋時代觀』 青空文庫
作例 · 標準
権力闘争の中で、息子が父王を弑逆するという悲劇的な物語が語り継がれています。
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弑逆の罪は、古来より最も重い罪の一つとされ、厳しく罰せられました。
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彼の裏切りは、まるで長年の恩師に対する弑逆のようでした。
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