北航
ほっこう
名詞
標準
sailing north
文例 · 用例
これ以上北航しても、川崎船を発見する当がなかった。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
」東京より北航して宮古湾に入つた軍艦と武揚等の軍艦と衝突した日である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
そして艇は、女王シャーロット島を後に、北航をはじめたのであったが、まもなく艇首をカムチャツカに向けた。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
六の一 五月|初旬、武男はその乗り組める艦のまさに呉より佐世保におもむき、それより函館付近に行なわるべき連合艦隊の演習に列せんため引きかえして北航するはずなれば、かれこれ四五十日がほどは帰省の機会を得ざるべく、しばしの告別かたがた、一夜帰京して母の機嫌を伺いたり。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
隊員たちは、さっきすこし寒くなったから、汽船は、ニューファウンドランド沖を、加奈陀の方へ北航しかかったのだろうぐらいに思っていたのであった。
— 海野十三 『地底戦車の怪人』 青空文庫
しかし西への出口はどうしても見つからず、遂に北航して暴風に逢い、六月二十五日にジャマイカの岸にのりあげた。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
作例 · 標準
大型の貨物船は、積荷を載せて北航の途に就き、荒波を越えていった。
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海図を確認しながら、船長は現在の北航ルートが安全であることを確信した。
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北航する船のデッキからは、遠くに白く輝く氷山が見え始めた。
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