北光
ほっこう
名詞
標準
northern lights
文例 · 用例
その名刺を見ると、それはN国のK大学教授で空中窒素の固定や北光の研究者として有名な物理学者のB教授であった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
同教授にはかつてその本国で会ったことがあるばかりでなく、その実験室で北光に関する有名な真空放電の実験を見せてもらったり、その上に私邸に呼ばれてお茶のごちそうになったりしたことがあったので、すぐに昔の顔を再認することができたが、教授のほうではどうもあまりはっきりした記憶はないらしかった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
教授が今ここの図書室で見たいと言った本は、同教授の関係した北光観測のエキスペジションの報告書であったが、あいにくそれが当時のP教室になかったので、あてにして来たらしい教授はひどく失望したようであった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
大国主神が海岸に立って憂慮しておられたときに「海を光して依り来る神あり」とあるのは、あるいは電光、あるいはまたノクチルカのような夜光虫を連想させるが、また一方では、きわめてまれに日本海沿岸でも見られる北光の現象をも暗示する。
— 寺田寅彦 『神話と地球物理学』 青空文庫
ノルウェーの理学者が北光の研究で世界に覇をとなえており、近ごろの日本の地震学者の研究はようやく欧米学界の注意を引きつつある。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
北光の弧光は空気中における放電によるものであるが、これの最高点は約四〇〇キロメートルの高さにある。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
この訳書の原書に示された宇宙開闢論に関しては遊星雰囲気の問題、太陽系生成の問題、輻射圧による生命萌芽移動の問題、また地球物理学方面では北光の成因、気温に及ぼす炭酸ガスの影響、その他各種自然現象の周期性等が彼の興味を引いた。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
苦湯へ下つて一浴びしなかつたことは惜しかつた、その豊富な素朴な孤独味を知らなかつた(長野で北光君に教へられて残念がつた)。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
作例 · 標準
冬の夜空に揺らめく北光を一生に一度は見たいと、彼はアラスカ旅行を計画した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
詩人は、冷たく澄んだ空気に輝く北光の美しさを言葉の限りを尽くして表現した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「昨夜は珍しく、この町からも北光がうっすらと見えたそうですよ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview