兵事
へいじ
名詞
標準
military affairs
文例 · 用例
仍つて早く返し遣る者なりとなれば、旧堵に帰着し、兵事を忘却し、弓弦を綬くして安居しぬ。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
天慶二年十二月十五 謹※上 太政大殿少将閣賀恩下 此状で見ると将門が申訳の為に京に上つた後、郷に還つておとなしくしてゐた様子は、「兵事を忘却し、弓弦を綬くして安居す」といふ語に明らかに見はれてゐる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
中臣氏、斎部氏が、朝廷の祭祀を司り、物部氏、大伴氏が武将として兵事に当り、弓削氏が弓の製造に従事し、玉造氏が玉の加工に当つたやうなものである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
此部は事と法とに約して判すれば、事の部で、理論や主張が説かれてあるのでは無く、全く兵事を説いたもので、防禦對敵の施爲を傳授したものである。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
『松屋筆記』に引ける『蓬※日録』に、〈およそ兵事を達するには、急に能く風雨を致し、囲を突きて走り、けだし赭丹を有って身に随く、赭丹は馬腹中に産するところの物、これを用いて念呪すなわち風雨を致す〉と載せた赭丹も、蒙古名シャダーの音訳だ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
兵器廠設置の案はとにかくとして、士族の特権だった兵事の権を、その士族の手から奪いとろうとした国民皆兵主義の提案は、忽ち全国へ大きな波紋を投げかけた。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
楊公が面会して兵事を談じると、彼は議論縦横、ほとんど常人の及ぶところでないので、楊公は大いにこれを奇として、わが帷幕のうちにとどめて置くことにした。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
楊公も怪しんで、試みに兵事を談じてみると、ただ茫然として答うるところを知らないという始末である。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代の村役場には、徴兵検査や軍隊への入隊手続きなど、兵事に関する専門の窓口が設けられていた。
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彼は若くして兵事の係に任命され、近隣の若者たちに赤紙を配って歩くという辛い役目を負わされた。
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地元の郷土史を調べていると、戦時中の兵事に関する詳細な記録が残された古い帳簿が見つかった。
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