平時
へいじ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #28111 · 青空 275 例
標準
peacetime
文例 · 用例
こうした非常時の用心を何事もない平時にしておくのは一体利口か馬鹿か、それはどうとも云わば云われるであろうが、用心しておけばその効果の現われる日がいつかは来るという事実だけは間違いないようである。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
また、奈良朝以前から見られる唐草模様は蕨手に巻曲した線を有するため、天平時代の唐花模様も大体曲線から成立しているため、「いき」とは甚だ縁遠いものである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
ただもし、百年に一回あるかなしの非常の場合に備えるために、特別の大きな施設を平時に用意するという事が、寿命の短い個人や為政者にとって無意味だと云う人があらば、それはまた全く別の問題になる。
— 寺田寅彦 『地震雑感』 青空文庫
こんなことから考えてみると、我国固有の国民思想を保存し涵養させるのでも、いつまでも源平時代の鎧兜を着た日本魂や、滋籐の弓を提げた忠君愛国ばかりを学校で教えるよりも、時にはやはり背広を着て折鞄でも抱えた日本魂をも教える方がよくはないかという気がしたのである。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
ただ平時の不注意や不始末で莫大な金を煙にした上に沢山の犠牲者を出すようなことだけはしたくないものである。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
戦争とは何等関係のない、平時には、軍紀の厳重な軍隊では許されない面白おかしい悪戯や、出たらめや、はめをはずした動作が、やってみたくてたまらなくなるのだった。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
平時には、商工業の機械工場で、不断の労働の規則に取り囲まれ、道具の奴隷となり、ペンの奴隷となり、才能の奴隷となり、又は、何か他の物の奴隷となって、朝から晩まで休息することもなく日々の労役に曳きずられる君よ。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
三 平時に於ては、主として反軍国主義文学に力点を置く、ということを述べたが、しかし、勿論、それに限ったことではない。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
作例 · 標準
平時には想像もできないような悲惨な光景が、ひとたび戦争が始まれば日常の一部になってしまう。
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軍隊における厳格な規律や訓練は、有事の際にパニックを起こさず行動できるよう平時から徹底されている。
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防災シェルターの建設費用は莫大であり、平時には無駄な投資だと批判する声も少なくなかった。
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標準
ordinary times
作例 · 標準
パンデミックによる混乱が収束し、街の賑わいや人々の暮らしがようやく平時の状態を取り戻しつつある。
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彼は緊急事態が発生しても決して取り乱さず、まるで平時のように冷静かつ的確に指示を出し続けた。
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インフラ設備は、平時における定期的なメンテナンスを怠ると、いざという時に致命的なシステム障害を引き起こす。
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