民事
みんじ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #4641 · 青空 59 例
標準
civil affairs
文例 · 用例
親類に民事上の訴訟問題でも起りかかった場合に、われわれはある具体的の法律上の知識の概要を得ておきたくなる。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
民事訴訟の紛紜、及び余り重大では無い、武士と武士との間に起ったので無い刑事の裁断の権能をもそれに持たせた。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
刑事ではあるまい、おそらく民事であろう。
— 岡本綺堂 『白髪鬼』 青空文庫
「宝島」の作者は何時迄も海賊と埋もれた宝物のことを書いていればいいのであって、南海の殖民事情や、土着民の人口減少現象や、布教状態に就いて考察する資格が無いとでもいうのか?
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
その名から思い出したのは一時大阪で鳴らした実業家の岩下清周という人が富士の裾野に広大な土地を買い込んで、其処に一種の植民事業を試み、そのために学校をも建て、橋をも架けたと聞いていたそれである。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
我々の注文をいえば、もっと、法律を背景とした事件、すなわち民事、刑事に関する面白い事件を、材料として大いに取り扱ってもらいたいですな。
— 菊池寛 『島原心中』 青空文庫
だがその頃にはもう元気を回復してゐて、日本人はもう相手にしないと云つて南洋の殖民事業を計画した。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
』そう言うと彼は、さっそく例のスコットランド式の着物をヨーロッパ風の洋服に著換えて、太鼓腹をギュッと尾錠でしめつけ、オーデコロンをふりかけて、防寒用の縁無帽を手にとると、書類を小腋にかかえて、売買登記をすませるために民事裁判所をさして出かけた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫