貴人
きじん異読 きにん・あてびと・うまひと
名詞
標準
aristocrat
文例 · 用例
つまり、こんなのが、眞の貴人の接待法なのかも知れない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
いや、それほど極端の悲觀論を稱へずとも、或ひは、貴人といふものは、しばしば、むごい嘲弄を平氣でするものであるから、乙姫もまつたく無邪氣の惡戲のつもりで、こんなひとのわるい冗談をやらかしたのか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
王侯貴人の像をイジくるよりか、それはわが党の『加と男』のために、じゃアない、ためにじゃアない、「加と男」をだ、……をだをだ、……。
— 国木田独歩 『号外』 青空文庫
死火山の列雪青く、 よき貴人の死蝋とも、 星の蜘蛛来て網はけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
昔から物語の本にもある、屋の棟へ白羽の征矢が立つか、さもなければ狩倉の時|貴人のお目に留って御殿に召出されるのは、あんなのじゃと噂が高かった。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
伐墓という語は支那には古い言葉で、昔から無法者が貴人などの墓を掘った。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
また其が貴人の屍體であツたとしても、賤婦野人の屍體であツたとしても、彼は其處に黒犬と斑犬との差別を付けようとしなかツた。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
つまり、こんなのが、真の貴人の接待法なのかも知れない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
「あの壮麗な館には、かつて多くの貴人たちが集い、夜な夜な舞踏会が開かれていたそうだ。」
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「庶民の暮らしなど露ほども知らぬ貴人の振る舞いに、村人たちは困惑を隠せなかった。」
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「古ぼけた絵画に描かれたその貴人は、冷徹な眼差しでこちらを射抜くように見つめている。」
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「『これほどの名香を、どこで手に入れられた?』と、訪れた貴人は満足げに目を細めた。」
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ウィキペディア曖昧さ回避
貴人(きじん)
一覧
- 身分や地位が高い人。「あてびと」とも読む。貴族。
- 貴人 (後宮) — 后妃位の1つ。光武帝に始まり、当初は皇后に次ぐ第2位だったが、国や時代による変化が大きい。
- 陰陽道の神である天一神の別称の一つ。
出典: 貴人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0