奇人
きじん
名詞頻度ランク #38817 · 青空 167 例
標準
queer fellow
文例 · 用例
この奇人は数年前行衛不明になっていた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
さりとて偏物でもなく、奇人でもない。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
天下の奇人で金をたくさん持っていてそうして百年後の日本を思う人でも捜して歩くほかはない。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
此の話を――或時、※さんと一所に見えた事のある志賀さんが聞いて、西洋の小説に、狂氣の如く鉛筆を削る奇人があつて、女のとは限らない、何でも他人の持つたのを内證で削らないでは我慢が出來ない。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
どこでも土用干の着物が色とり/″\、私は何を干さうか、支那の何とかいふ奇人のまねではないが、破れ法衣に老いぼれ身心でも干さうよ、いや現に干しつゝあるではないか。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
押入のなかで三味線をひくのは近世奇人傳にでもありそうだ。
— 夏目漱石 『鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年』 青空文庫
老博士も、やはり世に容れられず、奇人よ、変人よ、と近所のひとたちに言われて、ときどきは、流石に侘びしく、今夜もひとり、ステッキ持って新宿へ散歩に出ました。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
世の中から変人とか奇人などといわれている人間は、案外気の弱い度胸のない、そういう人が自分を護るための擬装をしているのが多いのではないかと思われます。
— 太宰治 『わが半生を語る』 青空文庫
作例 · 標準
「彼は毎日決まった時間に公園のベンチでカラスに話しかけているが、近所では有名な奇人として扱われている。」
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「天才と奇人は紙一重だと言うが、彼の突拍子もない発明品を見ているとあながち間違いではない気がする。」
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「『あの方は少しばかり奇人でしてね』と、執事は困ったような笑みを浮かべて客人に説明した。」
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「身なりは酷く薄汚れているが、語る言葉の端々に知性が宿る不思議な奇人だった。」
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ウィキペディア
奇人(きじん)とは、性格や行動が奇矯で普通ではなく、一般の人とは異なっている人のことである。変わり者、変人、狂人、エキセントリックなどともいう。
出典: 奇人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0