取り持ち
とりもち
名詞
標準
mediation
文例 · 用例
「ありません、そんな方なら決して私が媒人はいたしません、あの方はそんな軽薄な方ではありません、ほんとにあの方は、人品と申し御標格と申し、お嬢さんとは似あいの御夫婦でございますから、お取り持ちいたすのでございます、私にまかしていただけますまいか」 秀英は点頭いた。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
その冗談がほんとうになって、七蔵が便所に行ったのを送って行ったお関は、廊下でそっと彼に取り持ちを頼むと、酔っている七蔵は無雑作に受け合って、おれから旦那にいいように吹き込んでやるから、家じゅうが寝静まった頃に忍んで来いと云った。
— 山祝いの夜 『半七捕物帳』 青空文庫
そうして、二人の秘密が発覚したあかつきには、その取り持ちをした自分も当然その係り合いを逃がれることは出来ない。
— 半七先生 『半七捕物帳』 青空文庫
あまりに人並みはずれな態度をとる女だと思うと、負けたくないというような意地も出て、命婦へ積極的に取り持ちを迫ることが多くなった。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
これに似た落語を壮年の頃東京の寄席で聴いたは、さる男、吉原で春を買いて勘定無一文とは兼ねての覚悟、附け馬男を随えて帰る途上、一計を案じ、知りもせぬ石切屋に入りてその親方に小声で、門口に立ち居る男が新死人の石碑を註文に来たが、町不案内故|通事に来てやったと語り、さて両人の間を取り持ち種々応対する。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
取り持ち役のお竹はその場をはずして、観音の境内を半時ばかりも遊びあるいていた。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
だんなはこれで幾組み、他人の恋路の仲立ちをなさったかしらねえが、ひとのお取り持ちばかりをしねえで、ちっとはお自分の恋路のほうも才覚おしなせえよ。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
」 お蝶と友之助との関係がお筆の取り持ちであることを知って、お銀は又おどろいた。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
作例 · 標準
親戚の叔母さんが取り持ちをしてくれたおかげで、無事に今の妻と出会うことができました。
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両家の間に立って取り持ちをするのは、精神的にもかなり骨が折れる仕事だ。
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誰の取り持ちも借りずに、自分たちの力だけでこの契約をまとめ上げた。
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標準
entertainment
作例 · 標準
女将の細やかな取り持ちのおかげで、会談は終始和やかな雰囲気で進んだ。
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客人の取り持ちに慣れていない新入社員は、お茶を出す手さえ震えていた。
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今夜の宴会は、彼の見事な取り持ちによって大成功のうちに終わった。
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