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依怙

えこ
名詞
1
標準
favoritism
文例 · 用例
さてこそ、そこに依怙や毛嫌いの私情が入り込む隙間があるのである。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
結局は、やればやり得る学位を、無用な狐疑や第二義的な些末な考査からやり惜しみをするということが、こういう不祥事やあらゆる依怙沙汰の原因になるのである。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
姉の死と彼 (中山信一郎氏) 依怙地なやうな變に感じのある作家である。
梶井基次郎 『新潮』十月新人號小説評 青空文庫
そして、彼はとめられればとめられるほど、依怙地になった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
昔は東海道でも有名な宿場であったようですが、だんだん寂れて、町の古い住民だけが依怙地に伝統を誇り、寂れても派手な風習を失わず、謂わば、滅亡の民の、名誉ある懶惰に耽っている有様でありました。
太宰治 老ハイデルベルヒ 青空文庫
これは馬翁に依怙ひいきがあるからで、師匠としても許しがたい振舞いである。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
路地を突き抜けて、南へ折れると四天王寺、北へ折れると生国魂神社、神社と仏閣を結ぶこの往来にはさすがに伝統の匂ひが黴のやうに漂うて仏師の店の「作家」とのみ書いた浮彫の看板も依怙地なまでにここでは似合ひ、不思議に移り変りの尠い町であることが、十年振りの私の眼にもうなづけた。
織田作之助 木の都 青空文庫
二、万ず依怙の心なし。
太宰治 花吹雪 青空文庫
作例 · 標準
親は弟ばかり可愛がって、私には依怙がひどいんだ。
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あの先生の依怙のせいで、クラスの雰囲気が悪くなっている。
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昇進の機会を平等に与えず、特定の社員に依怙するのは公正ではない。
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