依怙贔屓
えこひいき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
favoritism
文例 · 用例
それでも、きざに、とりすまして、その三種類の外国煙草を、依怙贔屓なく、一本ずつ、順々に吸ってみる。
— 太宰治 『秋風記』 青空文庫
依怙贔屓をするなどという陰口もうるさい。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
」 しかし庸三が採点に苦心した結果、依怙贔屓でない程度で、「地上の虹」と題した彼女の作品が、どうにか二等くらいに当選すべき運命にまで漕ぎつけた時になって、栗原夫人の名をつかったことが暴露した結果、それも到頭|闇へ葬られてしまった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
能楽雑誌記者は固よりここに見る所があつて、能楽上の一大|倶楽部を起し、天下の有志を集めて依怙贔屓なく金春、金剛、観世、宝生、喜多などいふ仕手の五流は勿論、脇の諸流も笛、鼓、太鼓などの囃子方に至るまで、悉くこれを保護しかつ後進を養成せんとする目的をも有せらるると聞くのは甚だ頼もしいことに思はれる。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
「ねえ、神さまって、ずいぶん依怙贔屓があると思うわ」 不意に寿女がむきになってこう言い出すので、帰りかけていたものまでが惹かれてまた腰をおろしてしまう。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
始終爾う云う身構えにして居るから、私の処には官軍方の人も颯々と来れば、賊軍の人も颯々と出入りして居て、私は官でも賊でも一切構わぬ、何方に向ても依怙贔屓なしに扱て居るから、双方共に朋友でした。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
この三つの大罪を犯したる津軽を依怙贔屓によって、処断せざること、天下政道の乱れ、これに優ること無し。
— 直木三十五 『三人の相馬大作』 青空文庫
中尾課長はただの課長の最も世俗的な概念であるし、そのうへ横山属の立場からしか課長の正体をつきとめてゐないのは作者の勝手な依怙贔屓である。
— ――「文芸」の作品批評に関聯して―― 『悲願に就て』 青空文庫
作例 · 標準
先生が特定の生徒だけ依怙贔屓していると、クラスで噂になっている。
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兄弟姉妹の間で依怙贔屓するのは良くないよ、と親に言われた。
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「僕だけ依怙贔屓されてる気がするんだけど、気のせいかな?」
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親の依怙贔屓に悩んで、相談窓口に連絡した。
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