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偏頗

へんぱ
形容動詞名詞
1
標準
favoritism
文例 · 用例
此の事は何時か又具体的に詳しく書かうと思つてゐるが、斯の如き飜訳界の偏頗ぶりも、向後追々改まつてゆくとすれば、今度はおふくろのオムレツの番となることだらうと思ふのである。
中原中也 よもやまの話 青空文庫
宣伝の必要のあるというのは、つまりその事がらがどこか偏頗であり、どこか無理がある事を証明するのだとすれば、結局宣伝というものは別に恐ろしいものでもなんでもなくなるわけである。
寺田寅彦 神田を散歩して 青空文庫
しかし直射光線には偏頗があり、一つの物象の色をその周囲の色との正しい階調から破ってしまうのである。
梶井基次郎 冬の蠅 青空文庫
ついでながら、断片的な通俗科学的読み物は排斥すべきものだというような事を新聞紙上で論じた人が近ごろあったようであるが、あれは少し偏頗な僻論であると私には思われた。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
熱があるようだから先に寝かしてもらいます」「そだそだ、それがいいことだ」 そして純次の床を部屋の上に、清逸の床を部屋の下にとったほど無智であるが、愛情の偏頗も手伝っていた。
有島武郎 星座 青空文庫
時代は徳川将軍綱吉の世で、寵臣柳沢吉保を用い、正道はやや偏頗放縦に流れかけて来た頃だが、そのようなことは私には関わりがない。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
斯くて幸豐君は杢を擧げて、一國の老職となさむと思はれけるが、もとより亂世にあらざれば、取立ててこれぞといふ功は渠に無きものを、みだりに重く用ゐむは、偏頗あるやうにて後暗く、はた杢を信ずる者少ければ、其命令も行はれじ、好き機もがなあれかしと時機の到るを待給ひぬ。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
邪僻偏頗、詭すべきである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
彼は、自分の息子ばかりひいきする偏頗な態度を改めるべきだ。
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その判決は、一部の業者に有利すぎる偏頗なものであったと批判された。
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公平な視点を持つために、あらゆる偏頗な見方を排除しようと努めている。
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