村落
そんらく
名詞頻度ランク #24179 · 青空 787 例
標準
village
文例 · 用例
村落の光る厩のうへに、かがやく愛の手は伸びゆきて、われの身は銀の一脈、ひそかに息づき生命はや絶えなんとする。
— 萩原朔太郎 『厩』 青空文庫
生垣で囲われた藁屋根の家が、閑雅に散在している郊外村落の昼景である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それ故にまた蕪村は、冬の蕭条たる木枯の中で、孤独に寄り合う村落を見て木枯や何に世渡る家五軒 と、霜枯れた風致の中に、同じ人生の暖かさ懐かしさを、沁々いとしんで咏むのであった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ただこのごろの新聞紙上をにぎわすようないろいろの不祥な社会的現象は、それが大本教事件でも宝塚事件でも、すべてが直接これらの事件とはなんの関係もない南海の村落でこの「ナンモンデー」の廃止された事とどこかで連関していて、むしろそれの当然の帰結であるような気がする。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
もう山を浸していた霧も、気温のために、方々から湯気のように蒸騰して、砂の息蒸の匂いが何処からともなくする、二合五勺に辿り着いた頃には、近くは勾玉状に光れる山中湖と、その湖畔の村落と、遠くは函根足柄を越えて、大磯平塚の海岸、江の島まで見えた。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
静岡の南東|久能山の麓をめぐる二、三の村落や清水市の一部では相当|潰家もあり人死もあった。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
そうしてそれらの世襲知識を整理し帰納し演繹してこの国土に最も適した防災方法を案出し更にまたそれに改良を加えて最も完全なる耐風建築、耐風村落、耐風市街を建設していたのである。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
諏訪湖畔でも山麓に並んだ昔からの村落らしい部分は全く無難のように見えるのに、水辺に近い近代的造営物にはずいぶんひどく損じているのがあった。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
作例 · 標準
その村落は山間の小さな盆地に位置し、美しい田園風景が広がっている。
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過疎化が進む村落では、学校の閉鎖や商店の減少が深刻な問題となっている。
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昔話に出てくるような、茅葺き屋根の家々が並ぶ静かな村落だった。
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ウィキペディア
村落 とは、人口や家屋の密度が小さい集落を指す学術用語。一般的には農村などの呼称が用いられることが多い。対義語は都市。
出典: 村落 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0