村邑
そんゆう
名詞
標準
village
文例 · 用例
しかしながら、今まで素朴であった村邑が工夫という渡り物の来たためにアブク銭が落ち込むので、農家はいずれも半ば飲食店のようになり、善良なりし村家の戸毎から酒気溢れ、淫声戸外に洩るるようになったのは、残念で堪らぬような気がした。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
おもろは後代程、まづ国王の果報を、次に村邑の幸福を祈る様になつてゐる。
— 折口信夫 『組踊り以前』 青空文庫
今こそ、行者村は特殊待遇を享けてゐるが、盛んに渡つて来た当時は、必、村邑の豪家に、喜び迎へられたものに相違ない。
— 折口信夫 『組踊り以前』 青空文庫
だんだん高くのぼるに従つて、眼界が広くなり、一望のうちに展開せられるナポリ湾をも引くるめた風光には、藍色の海水があり、堅固な色彩の村邑の家があり、寺院があり、丘陵があり、川の流がある。
— 斎藤茂吉 『ヴエスヴイオ山』 青空文庫
農奴は農奴制の下において、その村邑の公民に立身することが出來たし、小町人はまた、封建的專制政治の抑壓のもとにあつて、ブルジョアになることが出來た。
— カール・マルクス 『共産黨宣言』 青空文庫
邪説を偽称して法を村邑の間に広めるものもある。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
五 澤山充實している村邑も見える。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
作例 · 標準
遠くに見えるあの村邑は、昔ながらの生活を守り続けている。
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戦争で多くの村邑が破壊され、住む場所を失った人々が溢れた。
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山奥の小さな村邑では、都会では見られない美しい星空が広がる。
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