郷村
ごうそん
名詞
標準
villages
文例 · 用例
山奥の谷郷村駐在所の国道に面したホコリだらけの硝子戸をケタタマシク揺ぶりながら、一人の青年が叫んだ。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
元来この谷郷村は、こうした山奥に在り勝ちな、一村|挙って一家といったような、極めて平和な村だったので、高文の試験準備をしている草川巡査は最初、大喜びで赴任したものであったが、そのうちに彼の竹を割ったような性格がだんだんと理解されて来るにつれて、村の者から無上の信用と尊敬を受けるようになった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
それはこの谷郷村の区長、乙束仙六という五十男の次男坊であった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
しかし谷郷村の人々の驚きは、まだまだ、それ位の事では足りなかった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
しかし、やがて冷い渋茶を一パイ飲むと、やはり持って生れた吶弁で、「こんな事は今度の事件と全然、関係の無い、私の一身上のお話ですが……」 と恐縮しいしい自分が谷郷村に赴任した理由を詳しく話し出した。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
乗合自動車に乗って日の暮れぬ中に谷郷村に帰った。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
谷郷村では草川巡査の評判が一ペンに引っくり返ってしまった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
その下に真黒く横たわる谷郷村の盆地を冷やかに流れ渡る夜風に背中を向けた草川巡査は、来るともなく深良屋敷に通ずる国道添いの丁字路の処まで来ると突然、頭の上の天の河の近くで思い出したように星が一つスウーと飛んだ。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
作例 · 標準
昔は日本の多くの地域が郷村で成り立っていた。
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近代化が進む中で、郷村の風景も大きく変化した。
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郷村の文化は、都市部とは異なる独自の魅力を放っている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
郷村 単語 村里、田舎を意味する2文字を合わせた熟語。(ごうそん、きょうそん) 中世から近世にかけての村落の結合形態・共同体・連合体、いわゆる郷村制については、惣村も参照。 自治体 郷村 (石川県) - 石川県 石川郡 に所在。現・白山市、野々市市。(ごうむら) 郷村 (京都府) - 京都府 竹野郡 に所在。現・京丹後市。(ごうむら) 郷村 (岡山県) - 岡山県 西西条郡・苫田郡 に所在。現・鏡野町。(ごうそん)
出典: 郷村 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0