喚呼
かんこ
名詞
標準
verbal check (esp. on railroads)
文例 · 用例
」 若い弁護人は耳許から突然に、喚呼の声を聞かされて、一時は呆気にとられて居た。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
狂気のような喚呼が夢中になった彼れの耳にも明かに響いて来た。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
洛中の民はさながら狂せるが如く、老を負ひ幼を扶けて火を避くる者、僅の家財を携へて逃ぐる者、或は雜沓の中に傷きて助けを求むる者、或は連れ立ちし人に離れて路頭に迷へる者、何れも容姿を取り亂して右に走り左に馳せ、叫喚呼號の響、街衢に充ち滿ちて、修羅の巷もかくやと思はれたり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
私は駅名喚呼をしなければならぬ、「目黒目黒」と二声ばかり戸を開けながら呼んで見たが、どうも羞かしいような気がして咽喉がつまった。
— 白柳秀湖 『駅夫日記』 青空文庫
見送といつても細君一人が見送つたり、母一人が見送つたりして、默つて抱擁したり接吻したりするだけで、群集の堵列もなければ喚呼もない。
— 野上豐一郎 『大戰脱出記』 青空文庫
いかに泰子、今こそはおまへの髪毛なよぶころ花は香炉に打薫じ、羊の歌羊の歌 安原喜弘に※ 祈り死の時には私が仰向かんことを!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
あゝ、その時私の仰向かんことを!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
かんこちりめんといふ、これは苦労して働いた家刀自の愛のやうな感じのちりめんで、やはりその頃母の古着のなかにあつたやうに覚えてます。
— 岡本かの子 『縮緬のこころ』 青空文庫
作例 · 標準
列車の車掌は、各駅で信号の喚呼を徹底的に行いました。
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運行管理者は、間違いを避けるために正確な喚呼システムを使用しています。
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「よし!異常なし!」と信号手は大きな喚呼で叫んだ。
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