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乾枯

かんこ
名詞動詞-サ変
1
標準
completely drying up
文例 · 用例
何処の深山から出て何処の幽谷に消え去るとも知れぬこの破壊の神は、あたかもその主宰者たる「時」の仕事をもどかしがっているかのように、あらゆるものを乾枯させ粉砕せんとあせっている。
寺田寅彦 青空文庫
樹が多ければ、山が潤ふ、水が清くなる、空氣が好くなる、景色が乾枯と怪詭といふイヤな味を出さなくなる、人をして親しみと懷かしみとを覺えさせる。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
細君というのは、ちいさな、乾枯らびた大根のような感じのする女で、顔中に小さな皺がいっぱいあった。
佐左木俊郎 再度生老人 青空文庫
あの乾枯びたシャモの頸のような咽喉からドウしてアンナ艶ッぽい声が出るか、声ばかり聞いてると身体が融けるようだが、顔を見るとウンザリする、」といった。
内田魯庵 二葉亭余談 青空文庫
余り評判にもならなかったが、那翁三世が幕府の遣使栗本に兵力を貸そうと提議した顛末を夢物語風に書いたもので、文章は乾枯びていたが月並な翻訳伝記の『経世偉勲』よりも面白く読まれた。
――新文学の曙光―― 四十年前 青空文庫
過去の勢力は之を軽んずべからず、然れども徒らに過去の勢力に頑迷して、乾枯せる歴史の槁木に夢酔するは豈に国民として、有為の好徴とすべけんや。
北村透谷 国民と思想 青空文庫
半分|乾枯びかかった茶褐色の泡の羅列が、船縁から平均一|呎ほどの下の処に、船縁に沿って、一様に船をぐるっと取り巻くようにして長い線を形造っているだけだ。
大阪圭吉 死の快走船 青空文庫
そしてその附近一帯に、もう乾枯びて固くなりかかった赤黒い液体の飛沫が、点々と目につきだした。
大阪圭吉 三狂人 青空文庫
作例 · 標準
記録的な猛暑で、地元の米どころの田んぼが乾枯し、今年の収穫は絶望的だと農家は嘆いている。
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昔は豊かな森だった場所も、乱開発によって水源が失われ、今では乾枯した大地が広がっている。
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「この業界、新しい技術が出てこないと、どんどん乾枯していくんじゃないか?」
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