恭謙
きょうけん
形容動詞名詞
標準
modesty
文例 · 用例
室生君と芥川君との友情は、實に孔子の所謂「君子の交り」に類するもので、互に對手の人格を崇敬し、恭謙と儀禮と、徳の賞讚とを以て結びついてた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
人の親の、其児に教ふるに愛を以てせずして漫に恭謙、貞淑、温柔をのみこれこととするは何ぞや。
— 泉鏡花 『愛と婚姻』 青空文庫
恭謙ならざれば到り難し。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
『温良恭謙讓』と一行に書いたのがあれば『勉強』とか『儉約』とかの文字をいくつも書き並べたのもあります。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
才幹あり気概ある人で、恭謙にして抑損し、些の学問さえあった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
侍医は彼の傍へ、恭謙な禿頭を近寄せて呟いた。
— 横光利一 『ナポレオンと田虫』 青空文庫
女子は男子よりも親の教、忽にす可らず、気随ならしむ可らずとは、父母たる者は特に心を用いて女子の言行を取締め、之を温良恭謙に導くの意味ならん。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
温良恭謙、固より人間の美徳なれども、女子に限りて其教訓を忽にせずと言えば、女子に限りて其趣意を厚く教うるの意味ならん。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
作例 · 標準
彼はどんなに賞賛されても、常に恭謙な態度を崩さない。
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成功した今でも、彼女は恭謙な姿勢を忘れず、周りの人々への感謝を口にする。
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その偉大な学者は、自らの功績について語る際も恭謙な言葉を選んでいた。
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