桂林
けいりん
名詞
標準
katsura forest
文例 · 用例
しかしまだ新しい小説や脚本は出ていぬし、抒情詩では子規の俳句や、鉄幹の歌の生れぬ先であったから、誰でも唐紙に摺った花月新誌や白紙に摺った桂林一枝のような雑誌を読んで、槐南、夢香なんぞの香奩体の詩を最も気の利いた物だと思う位の事であった。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
その軍は桂林に至って、李師古と陳徹を撃破した。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
さて『桂林漫録』に日本武尊駿河の国で向火著けて夷を滅ぼしたまいし事を記して、『花鳥余情』に火の付きたるに此方よりまた火を付ければ向いの火は必ず消ゆるを向火という。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
海中の紅旗 丞相(大臣)の趙鼎が遠く流されて朱崖にあるとき、桂林の帥が使いをつかわして酒や米を贈らせた。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
狄青が儂智高を征伐する時、大兵が桂林の南に出ると、路ばたに大きい廟があって、すこぶる霊異ありと伝えられていた。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
(後になつて調べて見ると、桂州は今の広西省桂林県、洋州は今の陝西省洋県であつた。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
始皇は六國を統一すると間もなく、江を越えて次第に越人を征服し、その地を※中(福建)、桂林(廣西)、南海(廣東)、象郡(安南)の四郡に分ちて中國に加へ、又ここに漢族五十萬人を移住させた。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
『枕山詩鈔』丁未の集に、「梅痴上人ヲ訪フ途中ノ口占、門生桂林に示ス。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫