経綸
けいりん
名詞動詞-サ変
標準
governing
文例 · 用例
弟子に経綸を教うる人、家庭の教育整い難し。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
そこで世界経綸の抱負と無産階級の意義と露西亜への好意と、マクドナルドの打倒――等々がアクセント許りに煮詰められた用語で拍手の唸りを長閑に反応させてゐる。
— 岡本かの子 『英国メーデーの記』 青空文庫
よく経綸の業を展べ、旋陞る輔弼の栄。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
同博士死後、新総長小西重直博士の下に校長小原氏専らその経綸を尽す。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
源家に至りては極めて規模なく、極めて経綸なきものにして、藤原氏の如きは暫らく主家を横領したる手代のみ。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
是れまことに天、朕が不叡、且つ国の不平たるを愍みたまひて、天業を経綸め宗廟を絶たざらしめたまふか」 とまでに仰せられた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
金に逼迫していたから金も儲けたかったろうが、金を儲ける以外に大なる経綸があった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
その経綸が実業家の眼から見るというべくして行うべからざる空想であったから、偶々その方面の有力者に話しても聞棄てにされるばかりで話に乗ってくれなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫