糸巻き
いとまき
名詞
標準
spool (of thread)
文例 · 用例
それから机の抽斗をあけてキチンと片づけて、押しこんだいたずら書きの紙屑や糸くずをちゃんと展ばして、紙は帳面に作り、糸は糸巻きに巻きました。
— 夢野久作 『白椿』 青空文庫
粉おしろいの粉の中に隠されてあつたり、無造作に紙に包んで糸巻き代用にしてゐたりしたので、彼女の留守に家中を探したことがあつたが容易に発見されなかつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
その糸を巻きつけた糸巻きがだんだん大きくなって来ますと、その糸の光りで室中が真昼のように明るくなります。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
その拍子に今までブンブンまわっていた二人の女中の糸巻きが急にあべこべにまわりますと、大変です。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
それで女中はなおなお狂人のようになって床の上にころがりまわりましたが、しまいには金銀の糸がすっかり二人の女中に巻き付いて人間の糸巻きのようになって、只うんうんうなりながら床の上を転びまわるばかりでした」「お前はそれを見ていたのか」「エエ。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
年のころ四十ぐらいの品のいい丸髷に結った母親が、裁物板を前に、あたりに鋏、糸巻き、針箱などを散らかして、せっせと賃仕事をしていたが、障子があいて、子息の顔がそこにあらわれると、「まア、清三かい」 と呼んで立って来た。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
短袴子の赤い腰紐を引き※られたままで、ぐるりと羽二重餅のような*******修理婦が、そこら中に糸巻きや針や鋏などを一面に投げ散らして、あがき喚めきたてながら、***の黒眼鏡に****************――それはまるで一秒間と***********さであった。
— 里村欣三 『放浪の宿』 青空文庫
』或日口笛を吹き鳴らし吹き鳴らし炭坑へ行くとあんなに静かだつた坑夫部屋の窓々が皆殺気立つて糸巻きのやうに空つぽのトロツコがレールに浮いてゐた。
— 蒼馬を見たり 『蒼馬を見たり』 青空文庫
作例 · 標準
裁縫箱を開けると、色とりどりの糸巻きが綺麗に並んでいた。
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ズボンのボタンが取れてしまい、母が戸棚から針と糸巻きを取り出してきた。
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「このミシン、下の糸巻きの調子が悪くてね」と祖母が言った。
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手芸店の棚には、様々な素材と太さの糸巻きがずらりと陳列されている。
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標準
tuning peg
作例 · 標準
三味線の師匠は、弟子に糸巻きの正しい回し方を丁寧に教えた。
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演奏の途中、彼は素早く糸巻きに手を伸ばし、狂った音程を修正した。
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このバイオリンは、使い込まれた美しい木目の糸巻きが特徴だ。
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湿気が多い日は、楽器の糸巻きが固くて回しにくくなることがある。
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ウィキペディア曖昧さ回避
糸巻き、糸巻(いとまき) ボビン (裁縫) - 裁縫用の糸を巻くための器具。糸巻きとも。 糸巻き (弦楽器) - 弦楽器の弦を巻くための器具。ペグ。
出典: 糸巻き — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0