裁縫
さいほう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #28584 · 青空 731 例
標準
sewing
文例 · 用例
「お前は手習よか裁縫です。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
あちら此方と安値そうな間を借りては其処から局に通って、午前出の時は午後を針仕事に、午後出の時は午前を針仕事に、少しも安息む暇がないうちにも弟を小学校に出し妹に自分で裁縫の稽古をしてやり、夜は弟の復習も験てやらねばならず、炊事から洗濯から皆な自分一人の手でやっていた。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
両親の居間の襖をするするあけて、敷居のうえに佇立すると、虫眼鏡で新聞の政治面を低く音読している父も、そのかたわらで裁縫をしている母も、顔つきを変えて立ちあがる。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
その大部分は料理、裁縫、手芸なぞの切抜記事で、上流婦人や女優の消息、芝居、展覧会なぞの報道を申訳だけに掲載していたが、本来の目的は一箇月に一度位ずつ、女学校や、上流家庭の内幕を素破抜いて、その新聞の全部を高価く売り付けるのであった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
何から何まで人手にかけずに育て上げて、ようよう妙齢になって来ると、裁縫だけは別として、茶の湯、生花、双六、歌留多、琴、三味線、手踊りの類を自分の手一つで仕込んだ上に、姿が悪うなると言うて、お粥と豆腐ばっかり喰わせおる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
裁縫の上手な娘は、前の担任者の後を享け継いでその部落全部の裁縫を引き受けて、家事の閑にあかして仕上げて行く、たとい嫁入りしてもその女は一生専門に村有のミシン機械を使用して裁縫をし続けます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
煙管は真鍮まで承って、裁縫の指ぬきの、いまも名誉の毛彫の鏨が、針たての穴を敲いていなすったって処だって言いますもの、職人に取っては、城一つ、国|一郡、知行されたほどの、その嬉しさ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
……前に内にゐて手まはりを働いてくれた淺草ツ娘の婿の裁縫屋などは、土地の淺草で丸燒けに燒け出されて、女房には風呂敷を水びたしにして髮にかぶせ、おんぶした嬰兒には、ねんねこを濡らしてきせて、火の雨、火の風の中を上野へ遁がし、あとで持ち出した片手さげの一荷さへ、生命の危ふさに打つちやつた。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
作例 · 標準
趣味で洋服の裁縫を習い始めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
母は昔から裁縫が得意で、よく家族の服を直してくれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「このボタン、取れかかってるから裁縫しなきゃ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
裁縫(さいほう)は、布地を裁って衣服などに縫いあげること。針仕事、ソーイングとも。工場ではおもに縫製と言う。
出典: 裁縫 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0