香味
こうみ
名詞頻度ランク #44870 · 青空 71 例
標準
smell and taste
文例 · 用例
順つてこのにほひの稀薄な詩は韻文としての価値のすくないものであつて、言はば香味を欠いた酒のやうなものである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
そのアイスクリームの香味には普通のヴァニラの外に一種特有な香味の混じているのに気がついた。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
不思議なことに、この一杯のアイスクリームの香味はその時の自分には何かしら清新にして予言的なもののような気がしたのである。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
そして、すべてわれわれに快い感覚を与える光音香味の元子は丸くなめらかであり、不快に感ぜらるるものの元子は角があり粗鬆であると考える。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
ヴァニラの香味がなんとも知れず、見た事も聞いた事もない世界の果ての異国への憧憬をそそるのであった。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
とにかくこの生まれて始めて味わったコーヒーの香味はすっかり田舎育ちの少年の私を心酔させてしまった。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
その後まもなく郷里の田舎へ移り住んでからも毎日一合の牛乳は欠かさず飲んでいたが、東京で味わったようなコーヒーの香味はもう味わわれなかったらしい。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
クリームの香味にも店によって著しい相違があって、これがなかなかたいせつな味覚的要素であることもいくらかはわかるようである。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
作例 · 標準
スパイスとハーブをふんだんに使ったカレーから、食欲をそそる素晴らしい香味があふれ出している。
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煎りたてのコーヒー豆から立ち上がる香味が、朝のキッチンを幸せな空間に変えてくれる。
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このワインは、フルーティーな香味の中に樽の香りが絶妙に溶け込んでいる。
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