風味
ふうみ
名詞頻度ランク #8312 · 青空 267 例
標準
taste
文例 · 用例
以上は病的な例であるが、また一方では一種の風味のために食用にする事がある。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
が、口ではちよつと云へない特種の強い匂ひは持つてゐるが、それはいい葉卷のやうな嬉しい薫りでもなく、また格別舌に觸れて有難い風味を持つてもゐなかつた。
— 南部修太郎 『阿片の味』 青空文庫
それは、お粥にゆで小豆を散らして、鹽で風味をつけたものであつた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
それは、お粥にゆで小豆を散らして、塩で風味をつけたものであった。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
鼠色の瓦屋根も、黄土色の壁も、トンネルの紅色の煉瓦も、燻されまた晒されて、すっかり原色を失い、これを舌の風味にしたなら裸麦で作った黒パンの感じだと鼈四郎はいつも思う。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
まして新茶の風味などは思ひもよらない。
— 岡本かの子 『新茶』 青空文庫
梁肉を貪り喰ひ、酒緑燈紅の間に狂呼して、千金一擲、大醉淋漓せずんば已まざるが如きは、豪快といへば豪快に似たれども、實は監獄署より放免せられたる卑漢が、渇し切つたる娑婆の風味に遇ひたるが如く、十二分に歡をすだけ、其の状寧ろ憫む可く悲しむ可くして、寒酸の氣こそ餘り有れ、重厚のところは更に無いのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
おらんだせりに似るこの十字花科植物の一種の風味有つて食ふに堪ふることは、今年始めて之を知つたのである。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
作例 · 標準
このワインは、フルーティーな風味と深いコクが特徴だ。
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焼きたてのパンからは、香ばしい風味が漂ってくる。
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料理にハーブを加えることで、さらに豊かな風味が増す。
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