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嗅覚

きゅうかく
名詞頻度ランク #21374 · 青空 239
1
標準
sense of smell
文例 · 用例
例へば彼が陶器骨董を愛玩する時、その趣味性の道楽が直ちに彼の文学となり、陶器骨董の触覚や嗅覚がそれ自ら彼の生きた肉体感覚となるのである。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
それは鮓の素であるところの、醋の嗅覚や味覚にも関聯しているし、またその醋が、暗所において醗酵する時の、静かな化学的状態とも関聯している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
人に依ると、あの花の馨は、糞ッ臭いから、いやだと言うようだが、幸いに私の嗅覚は、それほど過敏でない故か、ちっとも苦にならないどころか、臭いからして、私はこの花が好きだ、梅の匂いのように上品でないかも知れないが、土臭いのが堪まらなくいい。
小島烏水 菜の花 青空文庫
嘉門次が一行の案内を務めるのは、言うまでもない、雨でグッショリ濡れた青草や、仆れている朽木からは、人の嗅覚をそそるような古い匂いがして、噎びそうだ、足が早いので、一丁も先になった嘉門次は、私を振り返って「他所の人足は使いづらくて困る」とブツブツ言いながら、赤石の河原に出た。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
翁が、草の茵に座って、しずかにその暮山を眺めやるとき、山のむらさきから、事実、ほのかで甘く、人に懐き寄る菫の花の匂いを翁の嗅覚は感じた。
岡本かの子 富士 青空文庫
色、聞、香、味、触の五感覚の中で、母は意識しないが、特に嗅覚を中心に味覚と触覚に彼女の気鬱症は喘きを持ったらしいことが、私に勧める食餌の種類で判った。
岡本かの子 桃のある風景 青空文庫
{2}味覚、嗅覚、触覚に関する「いき」は、「いき」の構造を理解するために相当の重要性をもっている。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
「いき」な味とは、味覚の上に、例えば「きのめ」や柚の嗅覚や、山椒や山葵の触覚のようなものの加わった、刺戟の強い、複雑なものである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
作例 · 標準
犬は人間よりもはるかに優れた嗅覚を持っているため、警察犬として活躍する。
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この料理は、鼻をくすぐるような芳醇な香りが、嗅覚を強く刺激する。
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火災をいち早く察知したのは、彼の鋭い嗅覚と経験だった。
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トリュフを探す犬は、その驚異的な嗅覚で宝物を見つけ出す。
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