猪
い
名詞頻度ランク #16602 · 青空 1804 例
標準
hog (esp. a wild boar, but also including the domesticated pig)
文例 · 用例
詳しいことは忘れたが、何でも庄屋になる人と猟師(加八という名になっている)になる人の外に、狸や猪や熊や色々の動物になる人を籤引きできめる。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
嘉門次はふと草原を切り靡けたような、路のあるのを見出して、太い短かい杖で、猪独活をあしらいながら、「熊が通った路だあ」と言った、草はよほどの重量を、載せたように、右に左に押し倒されて、その凹んだ痕が、峰の方へ、斜に切って、するすると登って行く。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
大宮口の時は、友人画家茨木猪之吉君と、長男隼太郎を伴った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
「猪が仔猪をつれて来て相撲って遊ぶところです」 赤土は何度か猪の蹄に蹴鋤かれたらしく、綿のように柔かに、ほかほか暖そうであった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
「なるほど、この辺は人里離れて、猪の遊ぶのに持って来いだ」 翁はそういって、傍の保与(寄生木)のついている山松を見上げた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
それは猪の仔で、生れて六七月になる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
肉は親の猪より軟かでうまいものです」 息子の岳神はそういって、父の祖神に食べさすように妻に命じた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
翁は螺の腹にえび蔓の背をした形で、瓜わらべを抱え、いつの間にか、いつぞや、息子の岳神に教えられた山ふところの猪の相撲場に来ていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
各地で、秋の収穫を前にした田畑が猪による食い荒らしの被害に遭っている。
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早朝の山道で、親子連れの猪が静かに草を食む姿を目撃した。
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ベテラン猟師は、猪の足跡を注意深く辿り、仕留める機会を窺っていた。
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冬の味覚として、猪肉(ぼたん)を使った囲炉裏(いろり)料理が地元で人気を集めている。
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