罰
ばち
名詞頻度ランク #6749 · 青空 1991 例
標準
(divine) punishment
文例 · 用例
その志明かなれば冬の夜を、われは嘆かず、人々の憔燥のみの悲しみや憧れに引廻される女等の鼻唄を、我が瑣細なる罰と感じそが、わが皮膚を刺すにまかす。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
神は貴族とエゴイストとを罰するために彼等の心から愛憐の芽生をぬき去つた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
「罪と罰」でも、「田園交響楽」でも、「阿部一族」でも、ちゃんと映画になっている様子だ。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
フライイング犯した罰として、他の選手よりは一米うしろの地点から走らなければならない。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
僕は今擲ぐらうか今擲ぐらうかと思つて拳固まで固めてゐたんだけれど、罰するのは神様の務めで人間のすることぢやないと思つたからギユーギユーいつて我慢したんだつたが……」 停留場に来るまでにS子の従兄に当る男が彼にこんなことを言つた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
次に讀んだ本は「罪と罰」であつた。
— 萩原朔太郎 『初めてドストイェフスキイを讀んだ頃』 青空文庫
その一端に火をつけて「火渡し」と云って次の人に渡すと、次の人は「しりつぎ」と答えて次へ廻す、それからだんだんに東京でいわゆる「尻取り」をするのであるが、言葉に窮して考えている間に火が消えるとその人は何かしら罰として道化た隠し芸を提供実演しなければならないのである。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
雷の音が次第に急になって最後にドシーンと落雷したときに運|拙くその廻送中の品を手に持っていた人が「罰」を受けて何かさせられるのである。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
作例 · 標準
悪いことをすればいつか「罰」が当たる、と祖母はいつも言っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
人の弱みにつけ込むような真似は、「罰」が当たるからやめた方がいい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は私を陥れようとしたが、結局自分に「罰」が下った形になった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
罰(ばつ)とは、法令や特定集団における決まりごと、道徳などに違反したものに対する公もしくは集団が行う、多くは当人に不利益または不快になることである。罰を与えることを制裁(せいさい)というが、制裁を罰の意味で使うこともある。仕置、懲罰、処罰とも言う。
出典: 罰 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0