遊蕩
ゆうとう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
self-indulgent pleasure
文例 · 用例
ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児」のために、この取止めもない想い出話が一つの道しるべともなれば仕合せである。
— 寺田寅彦 『科学に志す人へ』 青空文庫
お金のかからない遊蕩じゃないですか」「まあ。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
……勝手な極道とか、遊蕩とかで行留りになった男の、名は体のいい心中だが、死んで行く道連れにされて堪るものではない。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
養家の父母の甘いをよいことにして、秋成はその青年期を遊蕩に暮した。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
そこに俳諧の余技があり、気質本二篇を書いては居るが、これは古今を通じて多くの遊蕩児中には、ままある文学|癖の遺物としてのこつたに過ぎない。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
ところが、三十五歳、彼の遊蕩生活が終りを告げるころ、彼は突如として雨月物語を書いた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
遊蕩青年からすぐこの文豪の風格を備へた著書を生んだその間の系統の不明なのに、他の国文学者たちは一致して不思議がつて居る。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
若樣育ちの一遊蕩兒が身の毛もよだつやうな兇猛な殺人鬼と變つた眞の原因は、傷ましくもそこに潜んでゐたのだつた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
作例 · 標準
若き頃は、金遣いが荒く、友人と夜な夜な遊蕩にふけっていた。
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彼は、家督を相続する代わりに、生涯遊蕩にふけることを選んだ。
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過去の遊蕩な生活を反省し、彼は今、真面目に働いている。
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