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憎々しい

にくにくしい
形容詞
1
標準
hateful
文例 · 用例
」 私は母達を憎々しいやうに言つた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
彼らはいったいどこで夏頃の不逞さや憎々しいほどのすばしこさを失って来るのだろう。
梶井基次郎 冬の蠅 青空文庫
第一鼻が思っていたよりもずっと高くいかにも憎々しいように突き出ていて、額がそげて顋がこけて、おまけに後頭部が飛び出していてなんとも言われない妙な顔であった、どこかロベスピールに似ているような気がした。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
彼奴は憎々しいほくそ笑みを今ごろどこかで漏らしているのだろう。
有島武郎 星座 青空文庫
そこで他人のものを盗み取つた良人の行為は、決していゝことであるとは思へないが、そんなに憎々しいことを云はないでも、少しは憐れだと云ふ同情があつたつてよさ相なもであるとも云つて見たい。
平出修 夜烏 青空文庫
其の横顏を憎々しい目で覗込んで、「何だ、これは、品ものと云つたのは、お前此の事か。
泉鏡太郎 一席話 青空文庫
この「女の決闘」という小品の描写に、時々はッと思うほどの、憎々しいくらいの容赦なき箇所の在ることは、慧眼の読者は、既にお気づきのことと思います。
太宰治 女の決闘 青空文庫
彼女はその憎々しい奴どもの頸を引っつかんで、床にいる猫の鼻先へ、無理にもぐいぐいと押しつけてやろうとする、強い衝動を押えることができなかった。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫
作例 · 標準
あの男の憎々しいまでの自己中心的な振る舞いに、皆が辟易していた。
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憎々しい(にくにくしい) — 幻辞.com