好ましい
このましい
形容詞頻度ランク #10955 · 青空 757 例
標準
nice
文例 · 用例
その寺は庭が広く、背後に老杉の茂った林があったので、彼の瞑想的な散歩に最も好ましい所であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
とまれ、十|年前の秋の一|夜、乳色の夜靄立ち罩めた上海のあの茶館の窓際で聞いた麻雀牌の好ましい音は今も僕の胸底に懷しい支那風を思ひ出させずにはおかない。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
十日ほど前に家の半町ほど先に起つた女中殺しのためだが、住み馴れて既に二十六年、東京市内にもこんな閑靜な好ましい屋敷町はさうあるまいと思つてゐたほどの町内も、あの騷ぎですつかり臺無しにされた感じ。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
この間に日影の移る一寸一寸、一分一分、一厘一厘が、政元に取っては皆好ましい魔境の現前であったろう歟、業通自在の世界であったろうか、それは傍からは解らぬが、何にせよ長い長い月日を倦まずに行じていた人だ、倦まぬだけのものを得ていなくては続かぬ訳だった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
蓄音機が完成した暁に望み得られることのうちで私が好ましいと思う一つのものは、あらゆる「自然の音」のレコードである。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
が、人々に話すにはこの様にいわば文章化さす方が少くとも政江には好ましい。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
H――氏は、散歩に出る時の外は、何もしないで、下宿の好ましい調度で品よく飾った部屋に寝ころんでいることが多かった。
— ―― Ibi omnis effusus labor ! ―― 『浪漫趣味者として』 青空文庫
父が何にも知らず、行き当りばったりに飛び込んで行った浅草の桂庵につれられて、二度目の目見えで、やっと契約を結んだ家は、そうした人生の一歩を踏み出そうとする彼女にとって、あまり好ましいものではなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
静かな住宅街で公園も近く、子育てをするには非常に好ましい環境だと言える。
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彼の誠実で前向きな態度は、周囲の人々にとても好ましい印象を与えている。
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企業イメージを保つためには、SNSでの発言も社会的に好ましいものであることが求められる。
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