憎らしい
にくらしい
形容詞
標準
odious
文例 · 用例
それで私はこの憎らしい、私を苦しめる痰を、吐き出すときに、一々、舌の上に載せて味ってやるんですよ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
』 小憎らしい程落ち着いた、冷靜な人だつたが、ちよつと興奮した聲でかう詞を結ぶと、その嬉しさの味のためには一生その仕事を止めないだらうと云ふ風に、彼は靜かな微笑を唇に浮べた。
— 南部修太郎 『探偵小説の魅力』 青空文庫
これが化けそうに大きくなると、もう可愛いどころか、憎らしいのを通り越して何だか薄気味が悪くなりますよ。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
俺ら、あいつが憎らしいんだ。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
憎らしいのね」 朝夕朗々とした声で祈祷をあげる、そして原っぱへ出ては号令と共に体操をする、御嶽教会の老人が大きな雪|達磨を作った。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
私は、なんだか先生が気の毒なやら、憎らしいやらで、泣きそうになりました。
— 太宰治 『千代女』 青空文庫
処が、あらかた茸を取ってしまってお父さんが、「さあ行こう」 と言われますと、姉さんと坊ちゃんが立ち止まって、「まあ、毒茸はみんな憎らしい恰好をしている事ねえ」「ウン、僕が征伐してやろう」 といううちに、片っ端から毒茸共は大きいのも小さいのも根本まで木っ葉微塵に踏み潰されてしまいました。
— 夢野久作 『きのこ会議』 青空文庫
ふだんから憎らしいと思う猫が今日は全く気がつかずにいる。
— 夢野久作 『ドン』 青空文庫
作例 · 標準
彼の傲慢な態度が、私には憎らしく思えた。
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子供の頃、隣の家のいじめっ子が憎らしかった。
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「まったく、憎らしい顔をするな!」と彼は相手を睨んだ。
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標準
(speaking ironically) darling
作例 · 標準
私のプリンをこっそり食べたのは、この憎らしい顔の犯人ね。
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「もう!憎らしいくらい可愛いんだから!」と彼女は子猫を抱きしめた。
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彼のいたずらはいつも巧妙で、憎らしいと思いつつも笑ってしまう。
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