放心
ほうしん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #33283 · 青空 560 例
標準
absentmindedness
文例 · 用例
それからまた放心したやうな眼をした。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
人は皆、知ると知らぬに拘らず、そのことを希望してをり、勝敗に心|覚き程は知るによしないものであれ、それは誰も知る、放心の快感に似て、誰もが望み誰もがこの世にある限り、完全には望み得ないもの!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
S=奥の部屋 源兵衛、石松の手紙を読み終り、放心した如く立つ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
若しこの本に苦い叱責が含まれてゐるとすれば、それは決して人生に對して向けられてはゐないのです、――反對に、それは我々が我々に運命づけられてゐる、此の世の無限の豐富を殆ど全部失つてしまふのは、無氣力、放心、因襲的な誤謬によつてに過ぎないと云ふことの、絶えざる證明であるのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
そんな風に、放心者だの、怠け者だのを、お前はよくお小姓のやうに立たせてゐる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『窓』 青空文庫
渠は前途に向かいて着眼の鋭く、細かに、きびしきほど、背後には全く放心せるもののごとし。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
」 私はそのときは放心状態であった。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
手術衣を脱いで床になげ捨て、綿のやうに疲れ果てゝ放心した彼れは、死んだものゝやうに椅子に身をなげかけた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
作例 · 標準
突然の解雇通告を受け、彼はしばらくの間、放心したように窓の外を眺めていた。
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大切なにしてた花瓶を割ってしまい、ショックのあまり放心の境地に陥った。
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試合に負けた直後の選手たちは、ベンチで放心の体で座り込んでいた。
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標準
setting one's mind at ease
作例 · 標準
全ての問題が解決し、ようやく放心してぐっすり眠ることができた。
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試験の合格発表を確認した後、母は放心したような晴れやかな表情を見せた。
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彼は重責から解放され、久しぶりに放心した気分で休暇を楽しんでいる。
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標準
loss of one's moral sense
作例 · 標準
欲望に駆られて放心し、取り返しのつかない罪を犯してしまった。
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権力の座に長く居座ることで、彼はいつしか放心し、民衆の苦しみを見ようとしなくなった。
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放心した若者たちが徒党を組み、夜な夜な街で騒ぎを起こしている。
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