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茫然

ぼうぜん
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #35542 · 青空 2071
1
標準
vague
文例 · 用例
みたばかりの死に茫然として、卑怯にも似た感情を抱いて私は歩いてゐたと告白せねばなりません。
中原中也 死別の翌日 青空文庫
風に吹かれつ、わが来し方に茫然としぬ、……涙しぬ。
中原中也 夏と私 青空文庫
どうです、安宅さん、みたところお元気で、御景気も好いやうですが……」 彼が茫然して直ぐに返事をしないと、親爺は急に笑顔をやめた。
中原中也 古本屋 青空文庫
市から少し離れた、田圃の中に建つ校舎の様が、茫然淋しく心に描かれてゐた。
中原中也 校長 青空文庫
遉に現在の耕二を話題にすれば、そこに集つた人達も空想の悲哀を、茫然ながら感じないで済むものとみえて、稍々沈んだ調子で話されてゐた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
耕二のなめらかな頭の影が、真白な襖の面へ茫然浮き出てゐた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
腰掛の一番後ろの片隅に寄りかかって入口の脇のガラス窓に肱をもたせ、外套の襟の中に埋るようになって茫然と往来を眺めながら、考えるともなくこの間中の出来事を思い出している。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
油地獄にも、ならずものの与兵衛とかいう若い男が、ふとしたはずみで女を、むごたらしく殺してしまって、その場に茫然立ちつくしていると、季節は、ちょうど五月、まちは端午の節句で、その家の軒端の幟が、ばたばたばたばたと、烈風にはためいている音が聞えて淋しいとも侘びしいとも与兵衛が可愛そうでならなかった。
太宰治 音に就いて 青空文庫
作例 · 標準
初めての大都会で、彼は茫然として周囲を見回した。
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突然の解雇通知に、彼女は茫然として言葉を失った。
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夢から覚めたばかりの頭は、まだ茫然としていて何も考えられない。
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茫然(ぼうぜん) — 幻辞.com