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肉厚

にくあつ
形容動詞名詞-の形容詞
1
標準
thick
文例 · 用例
」 お島は血走ったような目一杯に、涙をためて、肉厚な自分の頬桁を、厚い平手で打返さないではおかない小野田に喰ってかかった。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
そして、河野争議部長が肉厚な顔なのに要求書の端を押えている左手の小指を軽く曲げているのは、どんな性格を示しているのだろうかなどと考えるのであった。
宮本百合子 電車の見えない電車通り 青空文庫
石垣の間には、スプウンの形した紫青色の葉を垂れた「鬼のはゞき」や、平べつたい肉厚な防寒服を着たやうな「きしや草」なぞもある。
島崎藤村 路傍の雑草 青空文庫
歴史の浮彫にたとえれば、保の辿った路は、その裏の凹みのような関係で、云わば凹みの深さ、痛切さは、肉厚くその凹みのあっち側に浮立っている生活の絵模様を語っている筈なのであった。
宮本百合子 広場 青空文庫
切れ長でしかも大きな眼、肉厚で高い真直ぐの鼻、笑うごとに石英でも並べたような、白くて艶のある前歯が見え、その歯を蔽うている唇は、臙脂を塗ってはいなかったが、臙脂を塗っているよりも美しかった。
国枝史郎 生死卍巴 青空文庫
へへり頤、二重瞼、富士額、豊かな頬、肉厚の高い鼻。
国枝史郎 十二神貝十郎手柄話 青空文庫
石垣の間には、スプゥンの形した紫青色の葉を垂れた「鬼のはばき」や、平べったい肉厚な防寒服を着たような「きしゃ草」なぞもある。
島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫
」 この金兵衛の話が出るたびに、吉左衛門は日ごろから「本陣鼻」と言われるほど大きく肉厚な鼻の先へしわをよせる。
第一部上 夜明け前 青空文庫
作例 · 標準
このステーキは肉厚で、食べ応えがありそうだ。
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焼肉店で注文した豚バラ肉は、驚くほど肉厚だった
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魚の切り身も肉厚だと、調理した時の満足感が違う。
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肉厚(にくあつ) — 幻辞.com