ふっくら
ふっくら
副詞-と頻度ランク #24395 · 青空 280 例
標準
fully
文例 · 用例
で、鼈甲にしろ、簪にしろ、櫛にしろ、小間物店にある時より、またふっくらした島田の中に在る時より、抜いて手に取った時に真の色が出るのである。
— 泉鏡花 『白い下地』 青空文庫
三十の声をきいてから永助の頬にはめきめき肉がついてふっくらとし、おまけに商売柄いつも剃り立ての鬚のあとが生々と青かったから、何か年より老けて見えていた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
……彼の行く手のギラギラとゆらめく光りの中に、ともすれば眼の大きい、唇の小さい、ふっくらした彼女の顔が、白い歯を輝かして浮き出すのであった。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
喉は、白くふっくらして溶けるようで、可愛い。
— 太宰治 『令嬢アユ』 青空文庫
深夜、裸形で鏡に向い、にっと可愛く微笑してみたり、ふっくらした白い両足を、ヘチマコロンで洗って、その指先にそっと自身で接吻して、うっとり眼をつぶってみたり、いちど鼻の先に、針で突いたような小さい吹出物して、憂鬱のあまり、自殺を計った事がある。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
深夜、裸形で鏡に向い、にっと可愛く微笑してみたり、ふっくらした白い両足を、ヘチマコロンで洗って、その指先にそっと自身で接吻して、うっとり眼をつぶってみたり、いちど、鼻の先に、針で突いたような小さい吹出物して、憂鬱のあまり、自殺を計ったことがある。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
さていよいよ休もうと思って、マタンがテーブルの引き出しをあけ、その中へ、ノミとツチをしまおうとしたとき、マタンは引き出しの中に、ふっくらとふくれたさいふを一つ、見つけたのでありました。
— 新美南吉 『名なし指物語』 青空文庫
私の変に逆上せている気のせいか、かれの胸が、としごろの娘のように、ふっくらふくらんでいるように見えた。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
作例 · 標準
炊きたてのご飯がふっくらと輝き、食欲をそそる。
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焼きたてのパンは、ふっくらと膨らんでいて美味しそうだ。
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彼女の頬はふっくらとしていて、健康的に見えた。
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