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松煙

しょうえん
名詞
1
標準
soot of burnt pine
文例 · 用例
そして最後に、法水が月光の光背から採取した黒い煤様のものが、略々円形をなした鉄粉と松煙であると云う事――それは、鑑識課に依って明らかにされたのであった。
小栗虫太郎 後光殺人事件 青空文庫
線香花火は硝石と鉄粉と松煙の混合物だからね。
小栗虫太郎 後光殺人事件 青空文庫
ところが中国の昔の松煙墨は、いわゆる青墨であって、淡くしてみると、青みがかった透明な色をしている。
中谷宇吉郎 南画三題 青空文庫
科学的の方も、その後大分進展して、シナの昔の松煙墨の名品は粒子が球に近い形をしていることがわかった。
中谷宇吉郎 八幡馬と墨の研究 青空文庫
中国の昔の青墨、即ち松煙墨は、淡くしてみると、非常に美しい色になる。
中谷宇吉郎 画業二十年 青空文庫
ところが中国の古い松煙墨は、粒子が少し大きく、といっても直径一万分の一ミリくらいであるが、それが綺麗な球形をしているのである。
中谷宇吉郎 画業二十年 青空文庫
こういう青墨は、松煙墨であって、松崎鶴雄氏の『支那の文房四宝に就いて』をみると、漢の時代には陝西省の終南山辺の松を焚いて、その松煙を採ったそうである。
中谷宇吉郎 硯と墨 青空文庫
即ち油煙墨と松煙墨との区別など無いことになってしまう。
中谷宇吉郎 硯と墨 青空文庫
作例 · 標準
この墨は良質な松煙を原料としており、深みのある黒色が特徴だ。
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古い寺院の天井には、長い年月をかけて蓄積した松煙の汚れが付着していた。
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松の枝を燃やして松煙を採取する作業は、非常に手間のかかる伝統技法だ。
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