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抹香

まっこう
名詞
1
標準
incense
文例 · 用例
許宣は保叔塔寺へ往って焼香しようと思って、宵に姐に相談して、朝はやく起きて紙の馬、抹香、赤い蝋燭、経幡、馬蹄銀の形をした紙の銭などを買い調え、飯を喫い、新らしく仕立てた衣服を着、鞋も佳いのを穿いて、官巷の舗へ往って李将仕に逢った。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
そして抹香を一攫みに攫んで投げ入れると一拝して帰って仕舞った。
菊池寛 桶狭間合戦 青空文庫
許宣は保叔塔寺へ往って焼香しようと思って、宵に姐に相談して、朝早く起きて、紙の馬、抹香、赤い蝋燭、経幡、馬蹄銀の形をした紙の銭などを買い調え、飯を喫い、新しく仕立てた着物を著、鞋も佳いのを穿いて、官巷の舗へ往って李将仕に逢った。
田中貢太郎 雷峯塔物語 青空文庫
凡て佛や死者に供えし飯は旨からず、抹香等の氣に燻べらるれば也。
南方熊楠 鹽に關する迷信 青空文庫
全くもつて抹香臭くないお経で、僕は蜻蛉や蝉を追ひかけながらも、ゑんえんと読みつづけて次第に颯然たる元気をとり戻してゐた。
牧野信一 ユリイカ・独言 青空文庫
ところが同じ熊野でも安堵峰辺で自ら聞いたは、山神女形で、山祭りの日一山に生えた樹木を算うるになるべく木の多きよう一品ごとに異名を重ね唱え「赤木にサルタに猴滑り」(いずれもヒメシャラ)「抹香、コウノキ、コウサカキ」(皆シキミの事)など読む。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
ところで、もうひとつこの莽草の樹の用途なんだがね……こいつが実に面白いんだ……と言うのは、昔から仏前用として墓地に植えたり、又地方に依っては、その枝葉を、棺桶の中へ死人と一緒に詰めたりする外、一般には、その葉を乾したり樹皮を砕いたりして、仏前や墓前で燻く、あの抹香を製造する原料にされているんだ。
大阪圭吉 とむらい機関車 青空文庫
で、僕のお願いと言うのはB町及びB町附近に、あの葬儀用の『貼菓子』と、抹香の製造販売をしている葬具屋が、有るか無いか君達二人に調べて貰いたいんだ」 とまあそんな訳で、翌朝二人はB町へ出掛けたんです。
大阪圭吉 とむらい機関車 青空文庫
作例 · 標準
お寺には、お香の抹香の香りが漂っていた。
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仏壇に抹香を供え、手を合わせた。
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この抹香は、特別な香木から作られているそうだ。
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ウィキペディア

抹香(まっこう)は、香のひとつで粉末状の香をいう。

出典: 抹香 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0