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口重

くちおも
形容動詞名詞
1
標準
slow of speech
文例 · 用例
ものを云う事を覚えるのが普通より遅く、そのために両親が心配したくらいで、大きくなってもやはり口重であった。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
三十 姉夫人の、その本意無げな様子を見て、理学士は、ああ、気の毒だと思うと、この人物だけにいっそ口重になって、言訳もしなければ慰めもせずに、希代にニヤリとして黙ってしまう。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
私も、既に四十ちかくに成りますが、未だ一つも自身に納得の行くような、安心の作品を書いて居りませんし、また私には学問もないし、それに、謂わば口重く舌重い、無器用な田舎者でありますから、濶達な表現の才能に恵まれている筈もございません。
太宰治 風の便り 青空文庫
明治二年牟田口重蔵に嫁す。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
」 巻莨と硝子盃を両手に、二口、三口重ねると、圧えた芝居茶屋の酔を、ぱっと誘った。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
」 と、淳朴な仏師が、やや吶って口重く、まじりと言う。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
」 口重な行田は一とつことを繰返しながら酒井を連れて來た。
田村俊子 木乃伊の口紅 青空文庫
かえって他へは真実のことが洩れているのであろう、当事者どうしで秘密にしようと努めることも知れてしまわない世の中ではないのであるからと思い続け、小宰相にも自殺する目的のあった人だったとは言いだすことにまだ口重い気がして薫はならない。
手習 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
彼は口が重いので、何を考えているのか本人に聞かないと分からない。
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口重な彼は、会議でもほとんど発言しなかった。
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彼女は口重な性格だが、一度信頼すると、何でも話してくれるようになる。
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