饒舌
じょうぜつ異読 にょうぜつ
名詞形容動詞頻度ランク #27958 · 青空 1669 例
標準
talkativeness
文例 · 用例
家敷の二方に並ぶ病室からは、患者や附添人等の呑気な饒舌が、時には高く、その余はゴトゴトと聞えて来た。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
「病室の奴等は……」と思ふとその饒舌の声々に腹が立つたが、その入院してる一人々々の顔を憶ひ出すと、何にも云へぬ気がした。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
それ故に孤独者は常に最も饒舌の者である。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
隅の方で小僧が二人掛け合いで真似事の英語を饒舌っている。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
隣りに言葉|訛り奇妙なる二人連れの饒舌もいびきの音に変って、向うのせなあが追分を歌い始むれば甲板に誰れの持て来たものか轡虫の鳴き出したるなど面白し。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
近頃は西洋人も婦人まで草鞋にて登る由なりなどしきりに得意の様なりしが果ては問わず語りに人の難儀をよそに見られぬ私の性分までかつぎ出して少時も饒舌り止めず、面白き爺さんなり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
」 浦島は龜の驚くべき饒舌に閉口し切つてゐたが、しかし、その最後の一言に、ふと心をひかれた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
フランス人特有の身振の多い饒舌の中にも、この時|許りはどこかに長閑さがある。
— 岡本かの子 『異国食餌抄』 青空文庫
作例 · 標準
普段は無口な彼だが、お酒が入ると途端に饒舌になる。
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彼女の饒舌ぶりに圧倒されて、相槌を打つのが精一杯だった。
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彼の饒舌な語り口は、聞く人を飽きさせない魅力がある。
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