口軽
くちがる
形容動詞名詞
標準
loose-lipped
文例 · 用例
「星野って奴は西山、貴様づれよりやはり偉いぞ」 西山は日ごろの口軽に似ず返答に困った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」 旅客は勇んで口軽に、「佳い娘、佳い娘。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
内心義弟の口軽さをとがめたのだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
「ようし、そいじゃ、小母さんがまじないしてやろう」と、下駄屋の小母さんが口軽くいいました。
— 新美南吉 『狐』 青空文庫
媼が世帯ぶって、口軽に、「大ごなしが済んだあとは、わしが手でぶつぶつと切っておましょ。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
」 と口軽に言消して、「何も見張っていたからって、しようのあるもんじゃあないわね。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
けれども、寺田屋には、御寮はん、笑うてはる場合やおへんどっせと口軽なおとみという女中もいた。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
なお登勢は坂本のことを慮って口軽なおとみもしばらく木屋町の手伝いに遣った。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫