麹
こうじ異読 かむだち
名詞多音語頻度ランク #22913 · 青空 90 例
標準
kōji
文例 · 用例
自分が十九歳の夏休みに父に伴われて上京し麹町の宿屋に二月ばかり泊っていた時の事である。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
ゼネヴァには、アルプスの第一高峰、モン・ブランを遥望するところから、モン・ブラン通りの町名ありと聞くものから、今日の東京では駒込の富士前町だの、麹町の富士見町だのという名を保存することによって、富士山が市民の胸に蘇生しては来ないようだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
寝苦しい、麹室のようなムンムンする、プロレタリアの群居街でも、すっかりシーンと眠っていた。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
明日|麹漬をつけるからって、お母さんがそう云うから、私飛んできました」 民子は非常に嬉しそうに元気一パイで、僕が、「それでは僕が先にきているのを民さんは知らないで来たの」 と云うと民子は、「知らなくてサ」 にこにこしながら茄子を採り始める。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
カフェーを沸かしながら彼女は卓上電話をとると、麹町にある彼女の経営している店に電流を通じて、その日のスケジュールをつくるために店員たちと約束客の時間の繰合わせについて打合せを始めた。
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
明治三十八年の春、また父の轉勤とともに東京に上り、赤坂・麹町・四谷に住み移つたが、麻布に家が極まつてからもう二十年になる。
— 南部修太郎 『自分のこと』 青空文庫
木村の教会は麹町区ですから、一里の道のりは確かにあります。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
ばかめ、こんな爺さんを掴めえて、剣突もすさまじいや、なんだと思っていやがんでえ、こう指一本でも指してみろ、今じゃおいらが後見だ」 憤慨と、軽侮と、怨恨とを満たしたる、視線の赴くところ、麹町一番町英国公使館の土塀のあたりを、柳の木立ちに隠見して、角燈あり、南をさして行く。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
作例 · 標準
味噌や醤油を作るには、麹が欠かせない。
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麹の力でお米が甘酒になるのは、まさに発酵の神秘だ。
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「この日本酒は、麹の香りがしっかりしてて美味しいね。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
麹 とは、「コウジカビ」と呼ばれるカビを、米・麦・大豆などの穀物のなかで繁殖させることでできる、食品発酵の材料である。糀とも書く。
出典: 麹 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0