後事
こうじ
名詞頻度ランク #29124 · 青空 99 例
標準
future affairs
文例 · 用例
」兇悪をなすに、責を知って、後事を托せよと云うがごとく聞えて、頷いて渡した。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
この宇万伎は、彼が入門するとたちまち弟子よりもむしろ友人、あるひは客員の待遇をもつて、彼に臨み、死ぬときは、彼を尋常一様の国学者でないとして学問上の後事をさへ彼に托した。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
其の夜の中に彼はアピアの街に出て、秘かに前の副王候補者であったマターファに会見し、之に後事を託した。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
されど彼女に禍を及ぼさんは本意なしと思いければ、石塚重平氏に托して彼に勉学を勧めさせ、また於菟女史に書を送りて今回の渡航を告げ、後事を托し、これにて思い残す事なしと、心静かに渡韓の途に上りけるは、明治十八年の十月なり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
ヨブは死の近きを知り、かつその不当の死なることを一人も知るものなきを悲みて、わが血をしてわが無罪を証明せしめんとて地に後事を託して、綿々たる怨を抱いて世を去らんとするのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
そしてキリスト教婦人同盟の会長をしている五十川女史に後事を託して死んだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
というのは最近その筋の捜索がきびしくて、東京にいては安全でないので、一まず東京をはなれようと思って、万事をその男に話して後事を託したのです」「僕にそんなことを話しても大丈夫なんですか?
— 平林初之輔 『動物園の一夜』 青空文庫
その後事変の進むに従い漢民族の心は安定を欠き、一方大量の日系官吏の進出と経済統制による日本人の専断が、民族協和を困惑する形となり、統制経済による不安と相俟って民心が逐次不安となって来た。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、自身の後事を全て信頼できる友人に託した。
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社長は引退を表明し、後事の準備を進めている。
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「私の後事は、君に任せるよ。頼んだぞ。」
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