背反
はいはん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
revolting
文例 · 用例
それで吾人がこの種に属する作品を読む時に明白に心理学の知識と背反するような描写に出会った時には、吾人の見たその作物の価値は著しく減殺されるのである。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
ですから何も良心に背反いてまで泥棒して来るほどのシロモノじゃなかった……と思って返しにお出でになるんだか……それとも最初からチョット借りて、中味の減らないようにソーッと読んで、返して下さるおつもりだったのかどうだか、ソノ辺のところがコチラでは何とも見当が附きかねますがね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
彼等は、彼等の定めた道徳生活の形式に背反するやうな出來事を凡て墮落だと思つてゐる。
— 石川啄木 『文藝中毒』 青空文庫
之れ即ち恋愛の本性と相背反する第一点なり、凡て恋愛は斯の如き者ならず、粋道は恋愛道に対する躓石ならんかし。
— 北村透谷 『粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ』 青空文庫
人の中に二種の相背反せる性あり、一は研磨したるもの、一は蕃野なるもの、「徳」と云ひ、「善」と云ひ、「潔」と云ひ、「聖」といふ、是等のものは研磨の後に来る、而して別に「情」の如き、「慾」の如き、是等のものは常に裸躰ならんことを慕ひて、縦に繋禁を脱せんことを願ふ。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
それでとうとう感情の背反が起こって来た時に、これが両方とも人間であるか、あるいはいっその事両方とも象である場合にはかえって始末がいいかもしれないが、困った事には一方が人間で一方が象であったのである。
— 寺田寅彦 『解かれた象』 青空文庫
刻薄これより生じ、驕情これより生じ、怯懦これより生じ、迷妄これより生じ、頽廃これより生じ、騒乱これより生じ、人倫を破壊し、自然を毀損し、天理人情と背反して顧みない者これより生じる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
其ノ最モ急進的ナル羅馬字採用ヲ決行スルトキ、幾分文字ノ不便ハ免ルベキモ言語ノ組織其者ガ思想ノ配列表現ニ於テ悉ク心理的法則ニ背反セルコトハ、英語ヲ譯シ漢文ヲ讀ムニ凡テ日本文ガ顛倒シテ配列セラレタルヲ發見スベシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
作例 · 標準
彼の発言は、公序良俗に背反するものであった。
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良心に背反する行為は、決して許されるものではない。
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その計画は、当初の目的と背反する内容になっていた。
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標準
contradiction
作例 · 標準
彼の主張には、明らかな背反が含まれている。
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理論と実験結果の間に背反が生じ、研究者は頭を悩ませた。
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二つの命題は、互いに背反する関係にある。
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